社報shinko〜親交〜 2008年08月号

ISO14001認証取得

マーケティング本部 経営戦略室 永井 康子

決起大会が終わってまもなく、4月21日から3日間にわたって、ISO14001最終審査を受けました。ドタバタしながら審査を受ける状況でしたが「ただちに改善報告が必要です」と指摘を受けた2点の問題点をすぐに解決し、無事5月初旬に認定証を受け取ることができました。本当にたくさんの皆様にご協力いただき、ありがとうございました。なかでも2007年5月に発足した「環境マネジメントシステムISO14001取得プロジェクト」メンバーの皆様にはご苦労をおかけました。 取り組み始めたころは、用語の意味が分からず、コンサルタントの先生と行き違うこともしばしばでした。
そんなメンバーの中から勝久さん、高橋さん、津志田さんにプロジェクト活動をふりかえってのひとこといただきました。

■名古屋支店 執行役員 勝久 淳二さん
営業部3拠点、本社営業部、東京支社、名古屋支店もいくつかご指摘はいただいたものの、無事認証をいただくことができました。 皆様のご指南、ご協力のおかげであります。この場を借りてお礼申しあげます。 ご指摘いただきました内容は、紙、ゴミ、電気の削減や緊急事態登録だけでなく、実際の業務にかかわる営業支援システムや名刺管理システムの業務要素を、環境マネジメントシステム上で活用するよう検討指示をいただきました。 各所審査の際、原田先生にはISO14001のとらえ方をご指南いただき、遅まきながら目からうろこが落ちる思いでした。 そのうちの1つをご紹介させていただきます。「著しい環境側面とは自然環境だけでなく『ビジネス環境』のことである!」改善に努めます。皆様ありがとうございました。

■乳化分散技術研究所® 埼玉研究室 室長 高橋 稔さん
埼玉研究室では、ISO14001取得に向けて、特に排水と有機溶剤等の危険物管理に注力してみました。 排水系は以前から一般排水と無機系排水ピットに溜めて処分するものと区別はしていましたが、今回、排水経路の改造と排水ピットに警報装置を付け、有害な排水が工場外に流失しないよう対策しました。 また有機溶剤や薬品に関しては、新設の危険物倉庫や薬品倉庫にそれぞれ保管し、管理を確実に行うようにしました。 工事費用や手間もかかりましたが、無事取得できて何よりでした。

■生産部 淀川工場 課長 津志田 修さん
プロジェクト発足時には取り組まなければならない課題が山積し、自部署の環境対策がなされていない実態を目の当たりにして、今後の活動に不安を覚えたのを思い出します。 まず自分が環境マネジメントプログラムを理解し、改善を図っていかなければならないことから、既に認証取得されている企業様を訪問させていただきレクチャーを受けましたが、ここでも「ほんまにできんの?」と自問自答を繰り返していました。 活動を振り返ると、不安の大きさと改善の大変さにへこみっぱなしでしたが、無事に認証を取得することができました。 これからは取得したことに満足するのではなく、継続的な改善に努めて、プライミクスが環境に対してリーダーになっていけるよう、活動を続けていきたいと思います。

メンバーの報告と感想から、これまで大きく問題として扱ってこなかったことにメスをいれ、改善に取り込んだことがわかっていただけるのではないでしょうか。プライミクスのABCで、みなさんに「小さな決まり」を守ったり、継続したりしてもらうことをお願いしていますが、ISO14001で最初にぶつかった「法例」の壁は、まさにその「決まりを守る」という根本的な活動でした。私たち企業人は、お客様に製品を買っていただいて利益を得ることに注目しがちですが、企業は社会の中であり、社会の決まりを守っている礎の上に成り立っていることを忘れず活動することが大切です。 ステークホルダーとの環境を守るISO14001の活動には、できるだけ多くの人にかかわって理解していただけるよう推進していきますので、これからもよろしくお願いいたします。

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