社報shinko〜親交〜 2012年05月号

Buhler AGと技術提携

代表取締役社長 古市 尚

3月28日、当社はスイス ウツヴィルに本社を置くBuhler AG(以下「ビューラーAG」)に対し、LiB電極スラリーの連続製造用CDMプロセスの販売を地域限定で与える技術供与および販売委託契約を結びました。
ビューラーAGはプロセスエンジニアリングの世界的リーダーであり、特に食品製造技術と先端材料のプロセス技術に卓越している機械メーカーです。世界140カ国以上に拠点を持ち、従業員は8500人。2011年のグループ売上は20億スイスフラン(約1843億円)の規模を持ちます。ビューラーAG はもともと穀物などの原料を対象とした粉砕、分散のエンジニアリング会社としてスタートしましたが、現在では化学業界、自動車業界などの広い業界で粉砕、分散技術のみならず、ダイキャスト技術までを提供しています。エンジンブロックなどのダイキャスト技術ではヨーロッパを中心とした自動車産業に太いパイプを持つ同社ですが、現在の沸き立つクリーンエネルギー関連ビジネスでは手をこまねいている状況でした。今後飛躍が期待される二次電池関連ビジネスで、電極スラリーの分散分野にも進出したいため、世界中のスラリー製造技術を徹底的に調査したところ、プライミクスの技術が群を抜いて卓越しているということで当社のドアがノックされました。当社としましてもヨーロッパ諸国の電池メーカーや自動車メーカーからの問い合わせが増加する一方で、対応に追われていたこともあり、同社との提携を精力的に進めることとしました。提携まで約1年がかりでしたが、お互いの弱みを補強し、強味を増強できるWin-Winプランを作り上げることができました。今後は世界を舞台に当社の電極スラリー製造技術が展開されることになり、大いに将来が期待されるところです。

写真:3月28日の調印式にて。ビューラーAG Vice President Samuel Schaer氏(左)と古市(右)。

最新情報
ニュースリリース
展示会情報
メディア掲載情報
社報shinko〜親交〜
Today's Notables

HOME > 最新情報 > 社報shinko〜親交〜 > 詳細

ページの先頭に戻る