社報shinko〜親交〜 2013年05月号

台湾出張記 〜日本−台湾電池技術交流会でCDMプロセス技術を講演〜

電池デバイス対策部 PEACE テクニカル・ディレクター 大畠 積

2013年正月明け早々の1月10日に、台湾の南部都市である台南市にて、第1回日本−台湾電池技術交流会(Taiwan-Japan advanced battery meeting)が開催されました。産総研 関西センターの人材交流で発足した講演会で、当社は電池スラリーの連続製造技術CDMプロセス技術について講演を行いました。会場は台湾南部の名門といわれる成功大学で、台湾各地の企業や研究機関から電池研究に携わる方が参加され、台湾でも電池に対する関心が高いことが伺えました。特に驚きは、電池安全性に関する関心が非常に高い背景があり、すでに大学の構内で国際的なUL規格やCE規格等の安全認証機関としてビジネス展開していたことです。目の付けどころが台湾的?だと感じました。
2日目はリチウムイオン電池に関わる企業を学生と一緒に訪問しました。台湾の学生は英語がうまいです。いい企業への就職には重要な条件なのだとか。電動バイクの企業、ほとんど日本製の製造装置が並ぶ発足したばかりの電池メーカー、電池材料と電動バス実証試験中の3社を訪問しました。工場のモラルの高い運営状態や、質の高い品質評価設備は日本との差はないようです。電池の全般的な技術についてはこれからですが、商売上手と熱心さで電池事業が進展する可能性があります。日本車が非常に多く、親日的な雰囲気や能力の高い人材は第2回の更なる技術交流の発展が期待されます。


電気バス(実証実験)

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