社報shinko〜親交〜 2017年05月号

創業90周年を迎えて

代表取締役社長 古市 尚

古市尚

当社は本年4月17日に創業90周年を迎えました。90年の長きにわたり事業を継続できましたのも、ひとえに当社を支えてくださった皆様方の温かいご支援と、共に頑張ってきた社員の方々の努力の賜物と心より感謝申しあげます。私は祖父、父、兄に継いで2004年に4代目の社長となり、まだ13年目ですが80年史、90年史の社史作りに携わり、過去の経緯に触れるたびに先達が起こしたイノベーションが継続の力になっていると感じます。
当社は1926年にクロムめっきの専門工場としてスタートした後、1949年には国産初の乳化ができる高速攪拌機 ホモミクサーで高速攪拌機分野に参入しました。1950年代にはコロイドミルで磨砕微粒化を、1960年代にはパイプラインホモミクサーで連続式乳化を可能にし、大量生産に対応しています。1970年代にはハイビスミックスで高粘度攪拌を可能にしました。1980年代にはリチウムイオン電池製造に対応できるハイビスディスパーミックスを発売。1990年代には攪拌機の常識を打ち破る超微粒化、再凝集を防げるフィルミックス®を発売し、2000年代に入りフィルミックス®を核としたCDMプロセスを確立しています。そして2010年代にはSIP、CIPを可能にしたクリアスタア®を発売しています。もちろんこれ以外にも新機種や海外提携製品など色々とありますが、約10年のスパンで当社にとって大きなイノベーションが起こっています。2006年には電池業界に対応するタスクフォースとして電池デバイス対策部 PEACEを立ち上げました。そのPEACEの累積売上も100億円を突破しました。今後もこの歴史に恥じないように、さらに短いタームでイノベーションを起こしていかなければお客様のニーズに対応できないと感じております。この先も当社が永続的に存続できるよう、様々な業界の乳化、分散、微粒化、混練に対応し、私どもがVisionに掲げている「高付加価値製品を創出する企業に対し、顧客満足を最優先に考え、攪拌に関する問題を解決できるベストパートナー」として認めていただけるよう努力してまいる所存ですので、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。

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