Today's Notables 2018年06月

新中期経営計画 WEAVE

代表取締役社長 古市 尚


2015年〜2017年度の中期経営計画CHANGEでは、「固定観念に捉われず、自分、思考、行動、未来を変えて行こう」という目標を掲げて取り組んできました。2015年8月には本社を移転、埼玉ベースを開設するなど設備の更新を行い、新しい社員も増えて今年3月の社員数は227名となりました。本社を淡路島に移転したことを機にメディアへの露出も増えて103件の取材依頼を受け、テレビ取材も5件あり、テレビ放映されるとホームページのアクセス数が通常の約4倍まで増加することもありました。多くの方々に当社の活動に興味を持っていただき、当社のお客様以外の見学者数が3カ年で合計2,506名となりました。このように中期経営計画CHANGEでは外的マーケティング活動が功を奏し、当社のブランドの価値を高めることができたと考えています。しかしながら、売上増に伴いクレームや不適合が減少せず、お客様にご迷惑をおかけした案件もあり大きな課題となってしまいました。新中期経営計画ではこの課題を根本的に解決するため、原因究明の話し合いを繰り返す中で、コミュニケーションに潜む「言っても無駄、諦め」という関係性であることがわかってきました。そこで、成果につながる活動を生み出す組織を作る方法とされている「組織の循環モデル」の考え方を中期経営計画に取り込めないかと考え、計画を策定しました。

組織の質 組織の循環モデルにはグッドサイクルとバッドサイクルがあり、「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」の4要素が循環して成功を強化する主導力になるというモデルです。バッドサイクルは結果だけを求め「結果の質」を向上させようとすることから始めます。しかし、なかなか成果が上がらず「結果の質」が低下すると、対立や押し付け、命令が横行するようになり「関係の質」が低下してきてメンバーが考えることをやめて、受け身の仕事をするようになります。一方でグッドサイクルは「関係の質」を高めるところから始めます。「関係の質」を高めるとは、相互理解を深め、お互いを尊重し、一緒に考えることです。ここから始めると、メンバーは自分で気づき、面白いと感じるようになり「思考の質」が向上してきます。面白いと感じるので、自分で考え、自発的に行動するようになり「行動の質」が向上します。その結果として「結果の質」が向上し、成果が得られ、信頼関係が高まり「関係の質」がさらに向上するサイクルになるのです。

WEAVE 「関係の質」は、当社の社員一人ひとりが、自分と相手を同じように認め合い、互いの意見を紡いで織りなすことで作るものです。これから3年間の中期経営計画では「関係の質」を高めることで、組織としての力をつけさらに強いブランドを確立できるように力を合わせて取り組もうとの思いで2018年〜2020年の中期経営計画の名称を「WEAVE」としました。これからの3年間は「みんなの考えを紡いで創発力を発揮していこう!」を合言葉に、プライミクスの組織風土を作り直す3年間としたいと考えております。ステークホルダーの皆様のご理解、ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。
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