文系でもわかるCDMプロセス | CDMプロセスの効果とは?

レクチャー : P先生
大手からベンチャーまで、化粧品業界で長年従事されてきた化粧品のスペシャリスト。工学博士。

質問者 : Mさん
100%文系の広報担当。分散のこと、機械のこと、実は色々よくわかっていません(^-^;
電極スラリー製造のキーテクノロジー、CDMプロセスの概要をわかりやすく解説いたします!
効果その1:できあがる塗料の品質改善
下のグラフは、電池の塗料を同じ条件で何回も製造したときの粘度を測定したものです。 同じ塗料が安定して作れることがわかるでしょう。いままでのバッチ方式では、この調整が大変でした。
また、CDMプロセスはフィルミックス®を使うので、写真のように塗料の流れも良好です。印刷やコーティングがしやすくなるなど、効果も大きいです。

効果その2:優れた生産能力と環境負荷低減
これからの工場は、地球温暖化を防ぐために、ものをつくるときに排出されるCO2の量を低減させること(環境負荷低減)も社会から問われてきます。 この点でもCDMプロセスは大きな効果を発揮します。
同じ量の塗料を作るための製造費用に関係する項目、例えば工場面積、消費電力、人件費等について、従来のバッチ方式と比較すると、CDMプロセスは5割以上(当社比較)という大きな節約効果を発揮します。そして、ものを作るときのCO2排出量も5割以上削減することができます。 このように、これからの時代のものづくりにぴったりではないでしょうか。効果はまだまだあります!
フィルミックス®は来社テストの環境も整っていますので、一度体験して、ご自分の目で確認されてはどうでしょうか(^o^)