社報shinko〜親交〜 2006年03月号

ソウルオフィスレポート:韓定食のご紹介

ソウルオフィス 朴鍾錫

社員の皆様。お元気ですか?もう1月中旬になりました。(この原稿は1月19日に執筆しています)韓国からのレポートの依頼をいただいて、どういう内容で作成するかしばらく悩んだのですが、まずは韓国伝統の食べ物を紹介してみようと思います。

かつての宮廷料理を現代風にアレンジし、地方の郷土料理などと複合させた料理形式の韓定食(ハンジョンシク)を紹介します。漢字では韓定食と書き、ハンは韓国の韓、ジョンシクは定食の意味です。コース料理とは異なり、大きなテーブルにたくさんのおかずが並ぶのが特徴であります。その量は「お膳の足が折れるほどたくさん」であると表現され、食欲を増進させるための粥、九折坂(クジョルパン:八角形の器に八種類の具を入れ、小麦粉を水で溶いて焼いた煎餠(チョンピョン)で具を巻いて食べる料理)、蕩平菜(タンピョンチェ:ムクやナムルを大皿に盛り付け全体をよく混ぜ合わせて食べる料理)などの前菜にはじまり、肉料理、魚料理、数々の副菜など食べきれないほどの料理が出されます。

韓定食の代表的な料理としては、ほかに神仙爐(シンソルロ:中央に炭火を入れる筒のある鍋を用いて作る料理)、トッカルビ(骨から外して叩いたカルビに味付けし、もう1度骨にくっつけて焼いた料理)、雜菜(チャプチェ:春雨と野菜の炒めもの)などがあげられます。主に専門店で食べる料理ですが、店によって値段は大きく異なり、 1人前 5000ウォン(日本円で約500円)程度で食べられる庶民的な店もあれば、 1人前が10万ウォン(日本円で約1万円)を超えるような高級店もあります。

最近は宮廷料理を組み合わせるとか、フュージョン韓食料理を出すというトレンドが目につきます。ドラマ「大長今」(日本語タイトルは「宮廷女官チャングムの誓い」)の影響で宮廷料理が人気を呼ぶと、韓定食の店は先を争って宮廷料理をメインに立てています。またソウル江南と近郊の韓定食の店をでは、フュージョン式を中心にして、若者をターゲットにしています。プライミクス社員の皆様。韓国へいらっしゃいましたら、一緒に食べにいきましょう!

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