社報shinko〜親交〜　2009年06月号

創業82回目の記念日をみなさんと共に元気に迎えることができまして、ご同慶に存じます。また、3カ年中期経営計画「RESET」がほぼ目標を達成し、新しい中期3カ年の経営方針「Think」が、このほど決起大会にて発表され、全社員が厳しい年度のスタートに際し、決意を新たに心を引き締め、年度目標達成に向けて努力することを誓い合いました。 このあと、懇親会において、全社員より小生の米寿のお祝いに、オリジナルデザインの大漁旗や花束、上海プライミクスから「掛軸」の書、ソウルオフィスより朝鮮人参などをいただき、祝賀の宴も催していただきましたことは感激の至りでありました。

第2次世界大戦（1941年12月〜1945年8月）という不幸な年もあり、何度か死線を体験してまいりました。しかし運良く、特別攻専隊員（敵艦に体当り）の出撃前に終戦となりました。教官をしていたお陰で生き残れました。1945年12月1日より創業者の一人、前会長 古市修次と共に、戦争により半壊した工場の復興にあたり、1949年12月、特殊機化工業株式会社（現プライミクス）を設立、以来60年を経て、今日現在も元気で毎日出社しております。これもみなさんのご協力のおかげと感謝いたしております。

今日世相は一変して、世界同時不況という100年に一度とよばれる金融不況で需要が半滅し、当社の生産活動にも急激な変化が訪れて来ました。考えてみれば、当社の創業時（1927年4月）も大不況で、銀行が倒産し、失業者も多く、デモも多かったことを思い出します。幼な心に何もわからなかったのですが、今思えば、世界恐慌の時代であったことを思い出した次第です。挑戦、常に改革で新しい価値を創出して、「創業の精神」に立ち返って、この不況時代をよく考え、全知全能で会社の存続を、永遠に維持できるよう頑張ろうではありませんか。全社員一丸となり健康社員の集団で「Think」達成に前進しましょう。