社報shinko〜親交〜 2012年11月号

ビューラー社にCDM80初導入

電池デバイス対策部 PEACE テクニカル・ディレクター 大畠 積

フィルミックス®によるリチウムイオン電池の電極スラリー製造技術で技術提携しましたスイス ビューラー社のウツヴィル本社工場に、9月4日フィルミックス®とコンビミックス®が一体化した新型研究開発用のCDM80型機が納入されました。これは、欧州におけるビューラー社の電池事業展開のためのテストセンターの中核機として採用されたものです。
ウツヴィル市は経済観光都市として知られるチューリッヒ市から電車で約1時間の東方にあり、緑に囲まれたビューラー社の工場群はその町の大きな面積を占め、スイスを代表する企業の威容を誇っています。CDM80は、食品や自動車関連ごとのテストセンター群のひとつである微粒子の分散を事業とするG&D部門に設置されましたが、従来のインク事業から新しい電池事業への進出が社内でも注目を受けているようでした。試運転当日は、電池スラリーのテスト試作を担当する技術スタッフが多数立会い、使用方法の説明に続き、実際の電極材スラリーの試作テストが行われ、カタログデータが再現したことで感嘆の声も上がりました。今後、有力自動車メーカーがひしめく欧州での車載用電池テスト活動の成果が期待されます。


チューリッヒ市街

技術スタッフによる運転説明
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