社報shinko〜親交〜 2016年08月号

FL法導入スタート

生産部 製造課 課長 陰山 光行

FL法(Management of Flow and Location for Product :モノの流れと位置の徹底管理法)の導入は、生産性25%アップを目標に掲げてスタートしました。2016年2月に第1回FL法導入指導を受け、以降毎月1回で計6回の指導をいただく予定です。
まず、近江先生からFL法の基本的な考え方を教わりました。
基本を忠実に実践していくことによって本人の良さ独自性が生まれてくる。さらに実践を重ねていくと、独自性が高まり師匠の教えとは異なった領域にいたる。
「守、破、離」の考え方を学びました。

工場改革のポイントとして次のことが大切と言われています。
●現場リーダーは直接の作業から離れ、作業者への日々の作業計画の指示と進捗確認をする。また「水すまし」のように現場を回り作業改善に取り組む。
●設計者は、組み立ての経験をすることで、実際の組み立てがイメージでき合理的な図面が描ける。
●クレームを減らすには責任者を決める。クレームを出したら責任者の賞与が減るくらいのことをすれば、責任者の動きが変わりクレームは減少する。
●設計、生産管理、製造、品質保証ともに時間軸で指示をする。目標時間を決めて業務をすることで、実際との差の課題に対応し改善が進む。
●ムダ取りは目標を達成するための手段である。まず、大きなムダを取っていく。いくら小さなムダを取っても、なかなか大きな改善にならない。

第2回目のFL法導入指導では、絵巻分析(業務の流れを絵巻物のように見える化すること)を行いました。受注から設計、生産管理までの仕事の流れを現物の帳票を用いて模造紙に貼っていき、どの業務でどれくらい時間がかかっているかを具体的に見える化をしました。そこから、例えば受注資料の配付に時間がかかっていることがわかり、現在、資料をPDF化して配付時間の短縮に取り組み中です。上期の大幅な受注をさばくための緊急対応についての検討も行いました。機械加工部門では、部品ごとに時間軸で指示を行うようにして、日々の作業者の目標を明確にしています。また、課題解決のために1日改善会を実施しています。これは1日で大きな改善をやり抜くものです。組立部門では、大型機種を対象に日々の作業内容を明確するようにしています。研究機の組立部門では、週間生産管理板(写真)を作成し付せんを貼り付け、目で見る管理を始めました。まだまだ始まったばかりですが、時間軸による作業計画によって、おばけ退治(ムダ時間の排除)をし、生産性25%アップを早期に実現するように取り組んでいきます。関連部門のご協力をお願いします。

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