社報shinko〜親交〜　2020年06月号

3月にお亡くなりになった古市實会長が創刊号に寄稿した「創刊の辞」を再掲いたします。今から約58年前に創刊した当社の社報、ほとんどの読者の方は初めてご覧になる原稿だと思います。これからも毎月欠かすことなく社報「shinko〜親交〜」が続いていきますように、みなさんのご協力をお願いいたします。

創刊の辞
職場づくりの社報　家庭の人々にも会社の様子を
専務　古市　實

このたび我社の社報が発刊できるはこびとなりました。数年前から思いながらできなかった計画の一つが従業員の皆さんの御協力によって実現をみたことは、誠に喜ばしいことです。
会社の計画や幹部の思っていること、また皆さんから会社の全従業員に是非知らせてやりたいこと、家族の人に一ヵ月内の会社の様子を知って貰ったり、私見や技術発表、趣味、娯楽など、楽しい職場づくりのために社報の果たす役割は大へん大きいと思います。
しかし、この種の印刷物の発行には相当な根気と、皆さんの協力が必要です。
一度発刊した以上は、途中で棒を折ることのないように、絶対続けねばなりません。そして先にいくにしたがって、一層充実した社報となるように、また、一部の定まった人々の記事だけでうまることのないように、どしどし投稿をお願いして発刊のことばといたします。

（1962年9月1日発行　社報「親交」創刊号より）