Today's Notables 2010年11月

西安(Xian)の旅(2)

代表取締役社長 古市 尚


前回、お話した羊のスープがけちぎりパンのお店も国営でしたが、その真隣にある餃子屋さんも国営で、国内外に名を馳せる老舗の餃子屋さんということでした。次の日の昼食はその餃子屋さんに行きましたが餃子屋さんといえども、1936年に建てられた歴史のある大変立派な建物で席数もな、なんと800席あります。店名は徳発長餃子館(ドーファーチャンジアオズグアン)と言います。餃子の種類も半端ではなく、100種類を超える色々な具を包んだ餃子があり、私たちは19種類の餃子が出てくるコースを頼みました。どの餃子もそれぞれ特徴があり、大変美味しく満足のいく食事でした。



今度はまたまた、歴史的建造物の話に戻りますが、西安を象徴するのは市内をぐるりと一周している城壁です。明代の城壁と呼ばれ1370年代に造られたものです。高さは12mあり、底部の幅が15〜18m、頂上の幅は12〜14mあります。従って、頂上は日本の普通の道幅より広い幅があり、クルマが十分に相互通行で走れるほどです。周囲全長は13.7kmで120mごとに見張り台があり、城門が東西南北の4方にあります。今回訪れたのは「安定門」と呼ばれる西門で、ここがシルクロードの起点とされています。城壁を中心とした市内は道路や電柱などは整備が完璧にされており、今まで訪れた中国の街の中で一番きれいだと思いました。
城壁のあとにはバスで1時間ほど走り漢の第五代皇帝である武帝劉徹のお墓(日本の古墳のような巨大なお墓)にも行きました。53年もの期間を使って作られた乾丘は考えられないほどのスケールで参道?の一部を歩くのが精一杯でした。その他、シルクロード経由でインドから多くの経典と仏像を長安に持ち帰った唐の高僧がそれらを保存するために建立したとされる、慈恩寺にある大雁塔にも行きました。どれもこれも千年以上前によくこんなものを作れたなという代物ばかりで、ただただ関心させられるばかりでした。
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