Today's Notables 2011年10月

feast in Bangkok(1)

代表取締役社長 古市 尚


クルンテープマハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシットに行って参りました。(ってこれで会話とか文章が成り立つんですかねぇ。)私がアメリカに住んでいたころ、タイ人の友人もいて「本当の名前はすごく長いんだよ」という話はよく聞きましたが、タイの首都府であるバンコク府の正式名称もこんなに長いとは驚きです。ということで、ここが毎年恒例となりました、海の日の食べ歩き旅行の今年の行き先でした。

タイ料理研究家の氏家昭子さんとはもう15年ぐらいのお付き合いになりますが、昨年から我々の食べ歩き旅行に参戦されています。そして、今年はご本人からの申し出もあり、この考えられないほど食い意地のはった集団にタイ料理を是非紹介したいということでバンコク行きに相成りました。私にとってタイは今回で3回目になります。というのも私の親友であり、アメリカの大学でルームメイトだった武内プレスの武内さんが、タイの上場会社を買収され、バンコクに居住されているので過去に2回訪問した次第です。今回もバンコクのナイトライフでは武内さんにすっかりお世話になりました。

さてさて、バンコクへの旅ですが今年は羽田空港から旅立ちました。24時間空港の利点を生かし、出発は午前1時です。午後11時前には羽田空港に着きましたが、連休前ということもあったのでしょう、すごく人が多くゲートに入るにも長蛇の列でゲートを通過するのに20分以上はかかったと思われます。24時間空港といえども旅客便に関して言えば、大体は午前1時台が最後のようです。おそらく、貨物便はその後も首都圏の利点を生かして、世界各地へ飛んでいるのでしょう。従って、出発ロビーのお店も12時ごろで終わるお店が多く、我々の出発間際まで営業していたお店はほんの数店でした。羽田→バンコクの飛行時間は約6時間半で、現地には朝の5時半に到着します。バンコク空港には豪華な大型貸し切りバスが迎えに来ていて、今回の宿泊先となるバンコク市内のホテルで、前日に既にバンコク入りしていたメンバーや、今回のコーディネイター氏家昭子さんと落ち合いました。メンバーが揃って腹ごしらえが終わるや否や、一路アユタヤに向いました。

アユタヤはバンコクから北に76kmのところに位置する世界遺産の街として有名なところです。1351年にウートン王によって建都されてから、1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、33人の王に統治されアユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた都市です。アユタヤの中心に入る20kmほど手前にバン・パイン宮殿というのがあって、先ずはそちらに立ち寄りました。バン・パイン宮殿は1637年にアユタヤ王朝24代目のプラサート・トォン王が建てた宮殿で、歴代の国王たちが夏を過ごす別荘として利用されていましたが1767年のビルマ軍に攻略され、しばらく放置されたままでした。しかし、チャクリ王朝のラマ4世と5世によって、現在のように再興されたようです。離宮にはパビリオンと呼ばれる5つの館が点在していますが、イギリス様式、フランス様式、中国様式などそれぞれ建築様式が違い変化にとんだ別荘です。
そこから20分程度でアユタヤの中心街に入りますが、世界遺産に登録されているだけあって、多くの塔堂や仏塔があります。700年以上経っているものも少なくなく石で作られたものはかなり風化しています。その上ビルマ軍の侵攻によって破壊されたものなどもあるようで、原型をとどめていないものも多くありますが、ほとんどがそのままの形で残されています。ワットなんとかと呼ばれるものが数多くあるのですが、ワットとは日本語でお寺のことだそうです。上の写真は13世紀に建てられた重要な寺院の1つでかつては黄金に輝いていたワット・マハートだそうですが、今では木の根の間に埋まった仏頭、頭部を切り落とされた仏像、崩れ落ちた礼拝堂の土台が残っているだけです。また、この辺りは16世紀初め、ポルトガルをはじめ、イギリス、フランスなどの西洋諸国のほか、ベトナムやマレー半島の近隣諸国、そして中国や日本からの外国人商人が交易のためにアユタヤを訪れていたそうです。日本人商人は倉庫を建て商品を買い集め本国に運ぶために日本人町をつくりあげました。最盛期頃には2,500〜3,000 人の日本人が生活をしていたそうです。

アユタヤに来る時はバスで2時間以上かかりましたが、帰りはバンコクまで3時間半をかけてチャオプラヤー川をバンコクまで下るランチ・クルーズです。船の中にはタイ料理が所狭しと並んでいて、まずは第一回目の本場タイ料理を堪能しました。(11月号へつづく)

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