N.Mさん

品質管理部の仕事は、完成した製品を検査し、評価を行うことです。製品が仕様書通りに仕上がっているかを基本とし、外観の傷・運転時の振動や音・回転数に異常がないか、安全装置などを検査しています。また、お客様目線での使い勝手なども確認しています。さまざまな部署が連携して作り上げた製品をお客様のもとへ出荷する前の、「最後の砦」を担う部署ですね。

N.Tさん

責任感のある部署だと感じています。検査では、お客様に来社いただく立会検査もあります。他には、取扱説明書や検査成績書などの書類作成や、納品後にお客様から製品に対してお問い合わせをいただいた時の対応もしています。

S.K課長

納品後、例えば「突然機械が回らなくなった」というお問い合わせがあれば、まずは原因をきちんとヒアリングして、他部署と連携して適切な対応を行うのも、品質を管理する私たちの仕事だね。

N.Mさん

検査は、基本的に一人で一つの製品を担当することが多いですね。製品にはお客様が研究開発で使用される小型機の「卓上機」と、実際の製造現場で使用される大型機の「生産機」があって、私は生産機を担当することが多いです。

N.Tさん

私は卓上機を主に担当しています。配属してまだ2年ほどなので、初めての検査項目があるものには時間がかかってしまうこともありますが、先輩方に教えていただきながら取り組んでいます。

S.K課長

うん、分からないことはすぐに何でも相談できる環境だから安心して取り組んでね。私はそれぞれが担当する製品の振り分けや管理をする立場ですが、自ら検査を行うこともあります。

N.Mさん

受注してから各部署がバトンを繋いで製品を作り、最後に辿り着くのが私たちの部署になりますが、そのバトンがスムーズに回るように各部署へ事前に確認し、状況把握をしておくことで、さらなる品質向上に繋げることができる面白さがあります。

S.K課長

品質管理部は、他部署との連携の要だよね。バトンが回ってくるのを待っているだけでは、検査が遅れてしまうこともある。

N.Mさん

まさに以前、検査のスケジュールが逼迫してしまったことがあったんです。何とか納期に間に合わせることができましたが、トラブルに繋がりかねません。スケジュールや各部署の状況を事前に把握しておけば、品質管理部として行う最善策を選択することができます。製品の評価には「QCDS」という指標がありますが、一文字目に来ている「Quality＝品質」が最も大事だと実感した出来事でしたね。

N.Tさん

私は、立会検査でお客様の生の声を聞けることがやりがいになっています。以前、前例のない仕様の製品を担当したことがありました。立会検査の日まで毎日入念に製品を確認し、不具合の調整を繰り返して、自分の中で「完璧だ」と思える状態で検査に臨みました。その結果、お客様から「素晴らしいですね」と満足のお言葉をいただくことができました。もちろん、製品は自分一人で作るものではありませんが、代表としてその場に立ち会えることに喜びを感じます。

N.Mさん

分かるなあ。難しい検査を終えた時の達成感や、立会検査でお客様よりお褒めの言葉をいただけることが、何よりのやりがいだよね。

S.K課長

設計の仕事をしていた時は、現物がない状態でお客様と打ち合わせをしていたけど、品質管理部では完成した製品をお客様に見てもらえることが、私も今までと違う楽しみになっているな。過去の設計経験を活かして、お客様に説明できることもあるから感慨深いよ。

N.Tさん

長く勤めたからこそ味わえる面白さですね！

S.K課長

現在準備を進めている「品質管理自動化・効率化プロジェクト」を稼働させることが直近の目標です。新システムを導入して検査基準書のグルーピングや管理を見直し、文字通り自動化と効率化を行うことで、使いやすくて精度の高い検査体制を作りたいと思っています。N.Mくんにリーダーをお願いしているんだよね。

N.Mさん

はい、頑張ります！このプロジェクトもですが、プライミクスが月島ホールディングスグループに加入してから数年、まだまだ会社が変化していく段階だと思います。100年近い歴史のある会社ですが、ボトムアップで意見の通りやすいオープンな環境なので、積極的に提案や行動をして会社にプラスの影響を与えられるような存在になりたいです。

N.Tさん

私は品質管理部では一番若手になるので、できる業務を増やしていきたいです。最近は少しずつ生産機も担当するようになったので、スキルアップしていきたいと思います！